05/30 (火) 退院前夜~退院

05/29(月)退院前夜

 蓮は身体が小さいから、授乳中もすぐ疲れちゃって数分で寝てしまう。
眠ってしまった蓮を起こすのは忍びなく、また哺乳瓶での飲ませ方のコツもまだつかめていない私では、50gのミルクを飲ませきれません。

そうなると眠ってしまっている蓮を看護師さんが抱き、口を開けて上顎の奥を哺乳瓶で刺激したりしながらどうにか流し込んでいきますが、その様子を見ているのが正直とっても嫌でした。
蓮の体重増やさなきゃならないのは、頭では分かっているんだけど、お腹いっぱいで眠たいところをそこまでして起こして飲ませてるのが可哀想だと感じていた。

でも今日夜勤担当の看護師さんは、『50gにこだわらず、飲める量を数回に分けてあげましょうね。』と提案して下さった。退院前夜で余計にナーバスになっている私にはとても安心できる言葉だった。
授乳感覚が三時間空かずにお腹すいて泣くだろうけど、その時またちょこちょこあげましょう。って言ってくれた。私は授乳の為に、何回も起こされる事は全く構わないし、蓮のペースでやりたいって思ってたから、その看護師さんとの出会いは大きかった。

05/30 (火)退院

あっという間に私の退院の日。
お腹の張りが止まらず受診したあの朝が、遠い過去のよう。でもあれからまだ6日しか経っていないのか。。。

本当に、激動の一週間だった。お腹にいて姿は見えなかった蓮が今この目の前にいて、毎日色んな表情を見せてくれたり、触れる事ができる。
夫との間に子供を授かれて本当に幸せだなと思う。すっかり蓮にデレデレの夫を見れるのも嬉しい。仕事に険しく向き合う姿や、くだらないジョークを言って笑う顔は何度も見てきたけれど、蓮を眺める表情は本当に柔らかくて優しい。

悪阻もたいしてなく臨月の重たいお腹を味わえなかったから、マタニティらしいマタニティ期間の記憶はないけれど、、、出産を終えた今、少しは小さくなったお腹を見て、蓮との一心同体のマタニティ期間は、本当に幸せだったなぁと今になって気がつく。もう既に懐かしく、もう一度あの頃を味わいたいという気持ちにさえなる。

ふとした時に、身体を通じて蓮の胎動を感じられてたのが、とっても幸せな瞬間だったんだなと思う。この事が分かっていたら、もっと違う過ごし方もできたかもしれない。。。もし二人目を授かる事があれば、この事は覚えておかなければ!