【生後一か月】06/24~07/23

あっという間に新生児期は終わり、生後一か月という月齢になりました。

1928gで生まれた小さな蓮。

生後一か月目の日にはほぼ3,000gになっており、

小さくて壊れそうで頼りなさげだった面影はもうなくなりました。

無事大きくなっている事は喜ばしい事なのですが、こんなにあっという間に大きくなってしまうと、少し寂しい・・・というか、もう少しゆっくり大きくなっても良いよという気持ちになってしまいます。

色々脳裏に焼き付けないと、その瞬間ならではの可愛さは、あっという間に過ぎ去り二度と見れなくなってしまうのですね。

 

この頃は、6/20の母乳外来で言われたとおり、直接母乳の階数を増やす生活、すなわち一時間おきの授乳生活を送り、睡眠不足で疲労は日に日に溜まっていきました。

夜間の授乳では直前まで何をしていたのか?すら覚えていないという朦朧とした時間を過ごしており、息子を腕から落としそうになる事が度々あったので、椅子ではなく床に座って授乳をしたりもしました。

 

元々お盆まで実家にいるつもりでしたが、度重なる通院の便や、夫とも早く子供と一緒の生活を始めたかったのもあり、ひと月以上前倒しで自宅に帰る事を決めました。

実家で母親の助けを受けながら子育てできるのも残り僅かとなり、

息子が愚図ると、母親が抱き上げあやし寝かしつけていたので、自宅に戻ってから自分でやり切れるのか心配でした。その事で、息子を抱き上げる母親に冷たく当たった事もありました。軽い産後ブルーだったのでしょうか・・・。

 

7/1 自宅へ。

いよいよ、息子と夫と猫での生活が始める為に自宅に帰りました。

本当の意味で家族での生活がスタートするのは嬉しい反面、

この小さな命の責任を24時間負っているという重責。。。

 

一瞬目を離した隙に、自宅で息子に何かがあったらどうしよう。。。

夫の帰宅前の夜に急病にかかったらどう行動すれば良いのかな。。。

あげればきりがありませんが、全ての事が不安につながりました。

さてさて、どんな生活がはじまるのでしょう。


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7/3 一か月検診

息子の一か月検診の日。聖路加の小児科に初めて出向き、女の先生に息子に関する不安やわからない事を聞いてもらいつつ、息子の身体のチェックをしていただきました。

一か月で約1,500gの体重増。一日平均50g程度増えている計算になり、少し多めとの事。

それまで混合育児をしていましたが、体重の増え方をみると、授乳量は母乳だけで足りていそうなので、ミルクを足すのはやめる事になりました。

しかし、この事がこの先私を非常に悩ます事になります。

その他の不安点(右ばかり向いて眠る事や、声がれがあること等)は、たいした問題でない事がわかり、概ね払拭されました。

 

7/4 ミルクなし授乳の挑戦

前日小児科の先生に言われた通り、この日の朝から母乳のあとにミルクを足さない事をトライしてみましたが、終日ほぼ一時間もたたずにお腹すいたと愚図られ、私は一日何もできず仕舞い。この先のミルク抜き生活に不安を覚える事となりました。

 

こんなに頻繁に欲しがるなんて、やっぱり母乳だけでは足りていないのではないだろうか・・・。頻回授乳を続けていく事に、私の体と心はもつのだろうか・・・。

そんな不安に毎日さいなまれました。

 

7/5 あかちゃん訪問

区の保健婦さんが自宅に訪問して下さり、不安や行政サービスの紹介等をしてくれるという『あかちゃん訪問』という仕組みがあるようで、来ていただきました。

母親位の助産師さんが来てくださり、今の心配をゆっくりきいて下さりました。

私の心配というのは、いうまでもなく母乳育児が上手くいかなそうな事。小児科の先生のアドバイスと私が感じている事のギャップをお話ししました。

助産師さんからは、お母さんの直感を一番信じて良い。母乳が足りていないと感じるのならミルクを今後足しても構わない。お母さんが笑顔でいる事が赤ちゃんには一番必要。あれこれ頑張りすぎず赤ちゃんが寝たらお茶を飲むような余裕をもつように。

といった事を言われました。非常に肩の荷が降りたような気持ちになれました。

必死な顔でお世話するのを息子に見せるよりも、笑顔で優しい声がけをしながらお世話するほうが、息子の心身には良いに決まっています。

良い意味でゆるゆると頑張りすぎない子育てをこころがけなくちゃ!

 

7/8 初めての外出とベビーカー

蓮が産まれる前に準備しなかったベビーカー。

実際、どんなライフスタイルになるか想像ができなかったので、産まれてから選ぼうと考えていましたが、実家から自宅に戻り買いに行きました。

出産前から、ひそかに目をつけていたベビーカーを購入。赤が欲しかったけれど店頭にはなく、メーカーからわざわざ取り寄せました。でも、赤を持っている人を見かけた事がないので満足!

出産してみて気が付いたのですが、月齢の低い赤ちゃんを連れていると良く話しかけられます。この日もおばあちゃん二人組に話しかけられました。でも、みな暖かい言葉をかけてくださるので、ほっこりした気持ちになれて嬉しいです。

ベビーカーが手に入った事だし、これからのお出かけが楽しみです。


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7/15  ベビーカーで初めてのお出かけ

この日は私の脳外科の外来予約が入っていました。

土曜日だし、家で夫と蓮にお留守番をしてもらって一人で行くつもりでしたが、夫が蓮と一緒についてくるというので、買ったばかりのベビーカーで出かける事に。

ベビーカーに乗ると蓮はおとなしくしてくれるので、無事病院が終わりました。

【 退院後~新生児期 】 6/14~6/24

NICU退院時に退院後の授乳計画を教えられましたが、

体重2,100であれば、一日あたり350~420mlの授乳が必要で、それを満たすには、日中は母乳を5回程度、夜間は母乳にミルクを足す。という内容でした。
又、ミルクの方が腹持ちが良く長く寝てくれるので、私の身体への負担を考え夜間はミルクを足す方が良いという理由との事でした。

実際退院してみると、一度に飲める量が入院中よりも飛躍的に増え、60mlを簡単に飲み干せるようになりました。

でもミルクを飲ませるとうなる事が多く、お腹が張って寝付けないようにも見えたので、ミルクを積極的に与える事に足踏みする気持ちもううまれました。
又、飲む量が増えた事に伴って、体重も6/10の退院時の2,170gから、6/20時点で2,752gと10日間で600gも増えました。

ずっとミルクを足しすぎなのでは?と思っていたので6/20の母乳外来で授乳量が多すぎないかどうかや、早産児の体重増加の目安等について聞きました。

担当の助産師さをには、
母乳の方が赤ちゃんのお世話が楽になる為、搾乳は止めてその分直接母乳を増やす事。
夜間の直接母乳は分泌量を増やす意味で効果的である為、夜間母乳を与えてみて欲しい事。
直接母乳は、一日10回程度まで増やす事。
早産児は、小さく産まれている飢餓感からか、母乳やミルクにがっつく傾向にある事。
体重増加量は、一般的な成長曲線のカーブを描いていれば問題ない事。
等を教えてもらいました。
最後に授乳姿勢を直してもらい一度に飲める母乳量も増加しました。

母乳外来以降はアドバイス通り母乳回数を増やすスタイルに変更しましたが、夜中も一時間おきに起きなくてはならず、授乳中に私が寝落ちして子供を腕から落としそうになる事が何度かありました。体力も限界に近づきこのやり方では身体が持たなくなると感じ、他のやり方を模索しました。

6/23、私の産後一ヶ月検診の為に、子供を実家において1人病院へ。
久々といっても10日振りなだけだけど女性総合診療科を訪れると、色んな事を思い出しました。
妊婦健診の事。
健診後に大きなお腹を抱えパンケーキを食べにカフェに行くのが毎回楽しみだった事。
タクシーを拾って病院へ向かった5月24日の早朝の空気感。
手術台の上で、蓮のけたたましい産声を聞きながら、ほっぺたを触り心底ほっとした事。

出産までに味わった全ての時間や感情、そして蓮という存在その物は、これまで決して味わった事のないもので、こんな宝物を得られた事に感謝の気持ちしか感じません。


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6/10 NICU退院

待ちに待った蓮の退院の日。
土曜日なので、夫と一緒に迎えに行きました。

朝11時に迎えに行き、NICUでの最後の沐浴と授乳。沐浴の後は、いつものうさちゃんの入院着ではなく、持参した退院用のお洋服に着替えました。初めて見る入院着以外の服。ぶかぶかでしたが、とっても可愛かったです。

NICUの看護師さん達にご挨拶をして、車に乗り込みます。

さぁ、一緒にお家に帰ろうね。

ぶかぶかのチャイルドシートに座り大人しく寝たまま、実家まで帰りました。

 


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たった17日間の入院でしたが、嬉しさやら不安やら色々感じる17日間だったなぁと思います。

これまで夫と大人二人だけの生活で、毎日それなりに楽しかったけど、大体想像のつく日々を送ってました。
毎朝決まった時間に起きて、通勤電車に揺られて、仕事をして、又通勤電車に揺られて、夜自宅で夫の帰りを待つ。
そんなルーティンな毎日が一変しそうです。

そして、一番の心境の変化は、『生き急ぎ感』がなくなった事。
いつもその年の終わりを指折り数えているようなところがあって、なんと言うか、、、言葉で言うのは難しいのですが、
(人生の?)ゴールまであとどれ位なんだろう?とにかく早く前に進まなきゃ。
みたいな、いつもなんでも急いでこなしたいような感じがありましたが、子供が産まれた事で、先々のイベントがいくつも用意されて、そんな気分にもならなくなった気がします。

 

6/9(金) 明日退院

6/9(金)

いよいよ明日が退院でNICUでの最後の日になりました。

午前中、NICUの小児科の先生から蓮の体調についての説明を受け、

その後はいつも通り、授乳と沐浴をして一日過ごしました。

蓮は、同じ日産まれの子を100人並べたとしたら、身体の大きさは前から三番目位の小ささしかない出生体重だったのでNICUに入る必要があったという説明を受けました。体重以外は問題ないから、普通の子と同じようなレベルで気を付ければ良いとの事でした。

とっても心配性の私ですが、少し安心できました。NICUに本当に入っていたの?と思える位、元気にやんちゃに育ってほしいものです。

夕方になり、帰り際、看護師さんに

『ゆっくり眠れるのも今日が最後だから、今日は沢山寝てくださいね』と言われました。

これから昼夜関係ない怒涛の生活が始まるんだな。と身構える気持ち。

でも待ち焦がれた退院日。なんでも頑張れそうな気がします。

両親も実家のお掃除を一日頑張ってくれたそう。みんなが退院するのを心待ちにしているよ♪

NICU通い(5/31~6/8)

05/31(水)NICU通い1日目

10時30分から蓮との面会に病院へ行く予定にしていましたが、早朝6時頃から張り切って目が覚めてしまいました。
蓮に持って行く為の搾乳をし、朝ごはんもしっかり食べて、10時、満を持して病院に!
午前中に一回の授乳、お昼過ぎの沐浴と二回の授乳をして、あっという間に1日が終わりました。
NICUの横に同室部屋というのがあり、赤ちゃんとママがゆっくり二人で過ごせる部屋があることを初めて知りました。
退院の目途が立った母児が退院後の練習の為に、看護師の介入なく赤ちゃんのお世話を練習出来る部屋らしく、概ね赤ちゃんの体重が2,000gを過ぎたら使えるらしいです。

看護師さんの計らいで、退院の目途も立っていない上に体重もまだまだだけど、この日の夕方試しに個室を使わせて頂けました。
実際に使ってみると、たまに看護師さんが様子を見に来るだけで、基本的には赤ちゃんとママがゆったり静かに過ごす事が出来るようになっていました。

赤ちゃんだけがNICUに入院していて日々病院に通っているナーバスなママさんには、赤ちゃんと落ち着いて過ごす事が出来るという意味で、とっても素晴らしい部屋だと思いました。
NICUは人の往来も多いし、機械のアラーム音等でいっぱい。。。
授乳はカーテンで囲うだけなので、外の喧騒からシャットアウトされる事もなく、気持ち的に疲れてしまっていたので、個室の存在は私にとっては非常にメリットでした。

慣れない授乳は、私にとっても蓮にとっても難しく時間がかかるものでしたが、個室で2人だけだと、凄くスムーズに上手く行きました。

個室利用が終わり、

早く2,000gを越して、蓮と沢山個室で過ごしたいなぁ。
なんて考えていたら、

『明日も個室は空いてるので使えますよ。』と言って貰えた。
迷うこともなく明日の個室利用もお願いし、ついでに夫の来れる土曜日の予約まで取って帰ってきました。夕方の授乳の時、息子の目が少し黄色いのが気になりました。。また黄疸が出ているのでは??と一抹の不安を抱え帰宅しました。


06/01(木)NICU通い2日目
昨日の悪い予感はあたり、やはり黄疸が出たとの事で光線療法再開。個室利用の予定だったけど治療がある為入れず。。。
授乳時以外は光線を浴びてないといけないので、コットに寝かせなくてはならず、抱っこも限られました。
息子の寝ている間ゆっくり過ごせる場所が無いため、授乳が終わる度に自宅に戻る事にしました。なんだかんだ三往復。この日は精神的にも体力的にもどっと疲れが出ました。最後の授乳をし帰宅したらすぐにベッドになだれ込みました。


06/02(金)NICU通い3日目
午前中だけ個室に入れる事に。昨日の疲労もあり、無理はせず午後は二回授乳の後素直に帰宅しました。


06/03(土)NICU通い4日目
朝一の搾乳は前回搾乳から6時間以上経過するのもあり、100g弱程度取れるようになりました。そして、今日は仕事が休みの夫も一緒に1日個室で過ごしました。蓮が産まれて初めて、ゆっくり家族三人で長時間を過ごせて、とっても楽しかったです。
朝一の体重は1,940。2,000が目前に迫りとっても楽しみ。まずは夫が初めての沐浴。お風呂の高さと夫の身長があっておらず腰が痛くなっていたけど、蓮も大騒ぎする事なくとっても上手に出来ていました。



沐浴の後は、蓮のお腹が少し張っているからと肛門刺激。沢山出てすっきりした模様。授乳の後、お昼休みを使い出生届けを提出しに行きました。
通常業務がお休みの土曜日だからしょうがないのかもしれませんが、定年後リターンと思われるおじいさん職員の対応がいまいちで少しがっかりしました。まぁ、そもそも土曜日に来たのが悪かったのですが。。。

これまでは3時間おきに、まずは直母を20g前後、その後ボトルで20~30g足すというやり方をしていたけれど、この日から、ボトルで足さず、直母のみを蓮が欲しがる度にあげるやり方に変えました。だいたい1.5時間ごとに目を覚まし10~20gづつちょこちょこ飲んでいました。なんだかんだで夕方までにトータル200g位飲めていたので上出来。

私としても、3時間おきに機械的に授乳するスタイルがなんだか好きになれなかったので、蓮の欲しがるペースに合わせられるこのスタイルは満足感が高かったです。ただ、私の身体の疲労感が半端ないものになっており、家に着く頃には眩暈でフラフラでした。

 

06/04(日)NICU通い5日目
今朝の体重:1,954。
今日も1日個室に入れました。今日は蓮と二人っきりのマンツーマンの1日。少し緊張しました。とにかくずーっと蓮の表情やしぐやを眺めていました。ねんね中もできるだけ抱っこをして、蓮を沢山感じるようにしました。
今日の日中は、まとまって40g飲めたので、授乳回数は3回。おかげで身体の疲労感はかなり軽減されました。
これまで二回程看護師さんがやって下さった『肛門刺激』を習得するため、自分でやることに。さすがに綿棒を突っ込む事はやりきれなかったけど、その後の綿棒くるくるは出来ました。

最初嫌がって泣いてた蓮もしばらく刺激を続けると気張り出して、最後はすっきりした表情に。私が帰るまでの間に約250g授乳できたので、夜間に100g飲めればOK!

 

06/05 (月)NICU通い6日目
今朝の体重:1,984g。昨日~今日で30gの増。(明日には2,000超すかな?)
NICUは蓮以外の人数が四人に減っていました。土日で退院する人が多いらしく、我が家も夫の仕事を考えると土日が都合良い事を伝えると、蓮の体重の増え方を見ると来週末(6/10)あたり退院のつもりでいて下さいと言われ、想像よりもかなり早めに退院出来る事になりました。


 

06/06 (火)NICU通い7日目
今朝の体重:2,012g。(ついに2,000gを突破!)昨日~今日で28gの増。

だいたい、一日約30g位増えています。

 

06/07 (水)NICU通い8日目
今朝の体重: 2,046g 。昨日~今日で34gの増。
順調に増えていて嬉しい。
ここ数日は沐浴もほぼ泣かずに、お顔と頭を洗っている間は気持ち良さそうに寝ながら入れるようになリました。
NICUには、蓮の他二人だけとさらに減っていて心なしかのんびりした雰囲気。

 

06/08(木)NICU通い9日目
今朝の体重 :2,074g 。昨日~今日で28gの増。順調順調!

夜間、看護師さんが一回あたり60gの授乳をしてくれているので、一日の授乳量は400g弱位にはなっています。これは約2キロの蓮からしたら、妥当なライン。

このまま一日平均30g増で行けば、来週末の退院は確実と思っていたら、この日の夕方看護師さんから驚く事に、『今週末の退院が可能』の旨告げられました。
哺乳量も体重増加もしっかり見られるので、体重が2,300に満たないけれど退院しても問題ないとの事!!すぐに、夫と母親に連絡。
すごくすごくすごくすごーく嬉しい!やっと蓮とお家での生活が始められるね。
蓮が産まれてから約二週間。私が退院してから、毎日夕方NICUでバイバイする時はいつも寂しかったです。
蓮もNICUじゃ、甘えたい時に100%看護師さんに抱っことかして貰える訳じゃなかっただろうから、これからは寂しくないかと。

嬉しい気持ちと、不安と緊張と、楽しみが同時にある感じ。

 


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05/30 (火) 退院前夜~退院

05/29(月)退院前夜

 蓮は身体が小さいから、授乳中もすぐ疲れちゃって数分で寝てしまう。
眠ってしまった蓮を起こすのは忍びなく、また哺乳瓶での飲ませ方のコツもまだつかめていない私では、50gのミルクを飲ませきれません。

そうなると眠ってしまっている蓮を看護師さんが抱き、口を開けて上顎の奥を哺乳瓶で刺激したりしながらどうにか流し込んでいきますが、その様子を見ているのが正直とっても嫌でした。
蓮の体重増やさなきゃならないのは、頭では分かっているんだけど、お腹いっぱいで眠たいところをそこまでして起こして飲ませてるのが可哀想だと感じていた。

でも今日夜勤担当の看護師さんは、『50gにこだわらず、飲める量を数回に分けてあげましょうね。』と提案して下さった。退院前夜で余計にナーバスになっている私にはとても安心できる言葉だった。
授乳感覚が三時間空かずにお腹すいて泣くだろうけど、その時またちょこちょこあげましょう。って言ってくれた。私は授乳の為に、何回も起こされる事は全く構わないし、蓮のペースでやりたいって思ってたから、その看護師さんとの出会いは大きかった。

05/30 (火)退院

あっという間に私の退院の日。
お腹の張りが止まらず受診したあの朝が、遠い過去のよう。でもあれからまだ6日しか経っていないのか。。。

本当に、激動の一週間だった。お腹にいて姿は見えなかった蓮が今この目の前にいて、毎日色んな表情を見せてくれたり、触れる事ができる。
夫との間に子供を授かれて本当に幸せだなと思う。すっかり蓮にデレデレの夫を見れるのも嬉しい。仕事に険しく向き合う姿や、くだらないジョークを言って笑う顔は何度も見てきたけれど、蓮を眺める表情は本当に柔らかくて優しい。

悪阻もたいしてなく臨月の重たいお腹を味わえなかったから、マタニティらしいマタニティ期間の記憶はないけれど、、、出産を終えた今、少しは小さくなったお腹を見て、蓮との一心同体のマタニティ期間は、本当に幸せだったなぁと今になって気がつく。もう既に懐かしく、もう一度あの頃を味わいたいという気持ちにさえなる。

ふとした時に、身体を通じて蓮の胎動を感じられてたのが、とっても幸せな瞬間だったんだなと思う。この事が分かっていたら、もっと違う過ごし方もできたかもしれない。。。もし二人目を授かる事があれば、この事は覚えておかなければ!

05/27 (土) 術後3日~退院前夜

5/27 (土)術後3日・5/28(日)術後4日

昨晩早めに寝たせいか、朝7時には目が覚めた。目覚めの瞬間は目眩は止まっている。
寝起きすぐに痛み止めを飲んだ。痛み止めを飲むタイミングをつかめてきたのか、傷も余り痛まなくなってきた。食事がちゃんとした物が出てきて嬉しい。

<朝食>
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夫がお昼前にお見舞いに来た。昼食を食べた後、NICUへ蓮のミルクと沐浴の見学に行った。沐浴とミルクの様子を見学しながら自分でも試しつつ動画を撮った。なかなか、沐浴もミルクも難しそう。

蓮の出生時の身長は45センチと教えて貰う。又出生時1928gあった体重は昨日時点で1,800まで減少したが、昨日今日で20g増えていた。今日1日で150g以上ミルクを飲んでいる。2,300gになるのにどれ位日数が必要だろう。。。

夜になり、蓮は時間を決めての授乳ではなく、欲しがったタイミングであげる方法に変えていく事になり、授乳のタイミングになったら部屋に電話がかかってくる方式に変わった。まだ母乳は出てないのもあり、出やすくする為に母乳を吸わせたり、哺乳瓶の使い方に慣れる為に私が直接授乳をする事になった。

夜中も蓮が欲しがれば連絡が来るとの事で、ゆっくり寝てる場合ではなくなった。
この日から退院前夜まで、三時間おきにNICUからの呼び出しを待つ日々が続いた。

<昼食>
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いつだったか、真夜中にNICUで授乳していたら、看護師さんから、

『ご主人が来ましたよ!』

って言われた。

聖路加のNICUは赤ちゃんのパパママは24時間面会可能。蓮に会う為に、お店の営業が終わった真夜中、自転車を飛ばしてパパが来てくれたんだ。